今年一回目の蕗の収穫をしました。今年は少し小さめ、早すぎたかと思いましたが、古い記録を見るとそうでもありません。自然は微妙ですね、、、。(2016年春詠)
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橋の名に残るいにしへ花は葉に
散歩に出ると、日毎に夏が近づいて来る感じがします。河原でヨシキリが鳴きだしました。と思ったらもう揚羽も出てきましたよ。もちろん、土手の桜は蕊を降らせて、そろそろ葉へと、、、。(2016年春詠)
風なくば幟揺れざる牡丹園
そろそろ夏の季語が見え隠れ、、、。近所の寺のぼたん祭も昨日が初日だったようです。お手伝いの檀家の方は大変だろうと思います。暑くなると元気がなくなる牡丹、行くなら早い時間か、、、。(2016年春詠)
法然の産湯の井戸にあめんばう
先日我が家の雨水を溜める甕の中にアメンボを見つけました。掲句は昨年4月14日の日付があります。誕生寺吟行での句です。ちなみにアメンボは「水馬」「あめんばう」、夏の季語です、、、。(2016年春詠)
手花火の起承転結すぐに闇
相変わらず暑いので夏の句を、、、。(1999年夏詠)
涼風の来たればベンチ動かれず
どこに限らず、もうアカンと腰を下ろしたベンチにさっと涼しい風が吹いて来た時の気持ちよさは、何んとも言えない。しばらくは動く気になれない。掲句は西川緑道公園、、、。(2015年秋詠)
事切れて蛇一本の紐となる
また蛇の句です。自然は良くしたもので、たいていの場合はほっておいても、カラスやらトンビやら狐やらの餌になって片づけられてしまう。そうで無ければ夏の暑い日差しに焼かれてカラカラの干物になってしまう、、、。(2015年秋詠)
空蝉のすがりし形みな同じ
西川緑道公園での句。岡山での句会がなくなって西川緑道公園にもしばらく行っていない。きっと今頃は頭の中にまで響いてくるようなクマゼミの声に覆われていることだろう。注意して見ると下の植え込みの中には無数の蝉の殻が見つかる、、、。(2014年秋詠)
軽鳧の子の金魚の糞となりて行く
こちらはカルガモ、まだ幼い、、、。(2015年秋詠)
広島忌マイクの拾ふ蝉の声
今年も原爆の日がやってきました。平和のありがたさをかみしめながら、今日一日を過ごしたいと思っています、、、。(2015年夏詠)