面白いものですね。声がするから探そうとすると鳴きやんだり離れて行ったりするのに、こちらが意識していないと人声がする中でもずいぶん近くで鳴いたりします、、、。(2022年春詠)
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スマホ手に信号待ちの春日傘
車で通りがけに見た街中の交差点での景。今時珍しくない景でしょうが、田舎暮らしをしていると、人が待っている交差点すら少ないのです、、、。(2022年春詠)
春落葉集めればまた風を呼び
やっとピークを過ぎてあと少しです。春の落葉もなかなか手ごわい、、、。(2022年春詠)
静かなり花散る音の他に無く
静けさの極みです、、、。(2022年春詠)
旋回の高所作業車養花天
電柱は登るものと思っていましたが変わりましたね。今では高所作業車での作業ばかりです。花の上に見えていた腕の先の作業用ケージが作業員が乗ったまま大きな円を描いて滑るように旋回、気持ちよさそうです、、、。(2022年春詠)
春耕の傍に大きくラヂオ鳴る
昨年まで稲作だった田圃に大量の肥料を入れたり杭と紐で区画を決めたりして、何やら高い畝が作られつつある。傍に折り畳みの椅子が一脚置かれている。上に上着が置かれている。毎朝、毎朝、休みながら鍬を振られているようだ。何か稲ではない物を植えようとされているのだろう。聞いてみたいが聞かない。稔の秋が楽しみだ。掲句は昨年の別の家庭菜園での景、、、。(2022年春詠)
作州の空に冷あり西東忌
四月一日は西東三鬼の忌日です。どうやら昨年の四月一日は寒い日(朝?)だったようです。記憶が曖昧、完全な四月馬鹿です、、、。(2022年春詠)
飛花落花アナログの空美しき
風に散る、風に舞う、桜の一番美しいと思う時です。もちろん、アナログですね、、、。(2022年春詠)
花万朶その上にある鳥世界
今はドローンからの映像で度々上から見せてくれますが、基本的に人間が自分の眼で見えるのは下から。花に隠れた樹上には鳥の声がしています。羽ある鳥が羨ましいと思う桜の季節です、、、。(2022年春詠)
ふり返り見るは幾年朝桜
この齢になるとどうしても先を見るより過去を振り返る事が多くなるような気がします。よちよち歩きの子を連れて歩き初め、子が犬に変わり、今では一人で歩き、毎年毎朝立ち止まって同じ木の花を眺めます。私の背丈ほどだった桜の若木もいまでは大きな古木、お互いに年を取ったねとつい話しかけてしまいます、、、。(2022年春詠)