実家に帰った時に家の近くで見つけた紅天狗茸、にょっきりと出た赤い傘と白い点々、図鑑でしか見た事は無かったが確かに同じ茸、しみじみと観察、、、。(2023年秋詠)
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神木の根方に茸十重二十重
注連縄を張ると神木になるそうです。神木になると簡単に切る訳にもいかず、やたらと注連縄を張りたがる人が居るから困るんだと、とある会合の席で聞いたことがあります。と言う訳でなかなか手を付けられない、ちょっと力の弱った神木の根方の景、、、。(2018年秋詠)
雨三日庭に図鑑で見し茸
今年の秋はどうした事でしょう。と思っていたら昨年も雨が続いた事があったようで、掲句を残していました。どんな茸だったかは既に記憶の彼方へ、、、。(2018年秋詠)
みちのくの湯宿毎日きのこ汁
昔々の事になります。出張で行った福島での宿泊先は飯坂温泉の古びた旅館でした。ちょうど茸の採れるシーズンで、毎夜の食事に茸汁が出るのです。嫌いではないですが「これだけ続くとなあ、、、」と思い始めた頃に「どうしても断れない客があるので一晩だけ他の旅館に移ってほしい」という話があった。喜んで移った旅館の部屋は窓を開けると川が見え、前の温泉街の通りが見えるだけの部屋よりよっぽど良かった。温泉に浸かって汗を流しさて食事、やっぱり出てきたのは茸汁だった、、、。(2014年秋詠)
これ見よと茸通路の真ん中に
備中国分寺の南側の駐車場から五重塔へ行く最後の上り坂の通路の真ん中に生えていた茸です。ちょうど坂の途中で目に付くところだからでしょう、通路の真ん中にもかかわらず踏まれずに立派に傘を開いた茸でした。食用?なら良いのですが、、、。(2011年秋詠)