今年も一つ、捨てた種から育った南瓜を収穫出来ました。芽が出るのも花が咲くのも遅く、九月に入って生った南瓜ですが、心配をよそに大きく育ちました。形も立派。後は味です。冬至まで置いておこうか、早めに食べたほうが良いか思案中、、、。(2021年秋詠)
川底の石のあらはや文化の日
文化の日です。と言って例年それらしい予定はありません。特異日らしいですね。こんな句しか無いと思った掲句ですが、川底の石に眼が行ったということは、去年も特異日だったのでしょう、、、。(2021年秋詠)
宵積みのトラック眠る秋の暮
時々夕刻に近くの空き地に大型トラックが止まっている。近所に住むトラック運転手の会社のトラック。夕刻に荷物を積んでここまで戻り自宅で一休み、明け方に目的地に向けて出発するらしい。ご苦労様、、、。(2021年秋詠)
十日目の色の落ち着き吊し柿
掲句は昨年、今年も懲りずに十個だけ吊るしました。難しいものです。いまだに満足いくものが作れません。気候もあるし、早すぎてもダメ、遅すぎてもダメ、、、。(2021年秋詠)
ハロウィンのコキアに大き目が二つ
通りがかりに見たハロウィンの飾りつけ。玄関への通路脇に並ぶ四五本のコキア。そのそれぞれに二つずつ大きな目玉の絵が付けてあるのです。ちょっとしたアニメの世界、カボチャも良いけどこれも良い、、、。(2021年秋詠)
佳き日なり七五三にも婚儀にも
大安吉日だったのでしょう、婚礼はあるは七五三のお祓いはあるはで神社が大忙しの、昨年の十月終わりごろの句。七五三は本来は十一月十五日の行事(歳時記での季は冬)ですが、今は休日を選んでずいぶん早くから行われているようです、、、。(2021年秋詠)
秋日濃しカポカポ歩くハイヒール
某市街地にて、天気の良い日でした。ハイヒールの女性、足に合っていないのでしょうね、歩く度にカポカポとユーモラスな音が、、、。(2021年秋詠)
ねぢれしを選んで貰ふ花梨の実
「ご自由にお取りください」と書いてダンボール箱に沢山の花梨の実。どうせ頂くならと、できるだけいびつな物を一つ、、、。(2021年秋詠)
存分に育ち道辺の草虱
少し前に書いた草虱です、、、。(2021年秋詠)
朝日さす柚子の木のある杣の家
山道を走っていて見かけた山の中腹にある民家。たぶん柚子でしょう、家の側にある実の生った樹が朝日を浴びて黄金色に、、、。(2021年秋詠)