寄り添ふて仲睦まじや鳥の恋

川の鴨、集団から離れて二羽だけが連なって泳いで行る。どちらも同じくらいの大きさ。さて、どちらが雄でどちらが雌なんだろうといつも思う。賑やかな集団から離れて静かそのものの二羽、、、。(2025年春詠)

世に出でし三島の書簡余寒なほ

確か昨年が三島由紀夫の生誕百年、新たな資料が発表されたりした記憶があります。その記事を新聞で見た時の句。三島由紀夫の生誕百年に特別な思いはなかったのですが、学生時代にTVにくぎ付けになった亡くなった日の記憶がふとよみがえって、、、。(2025年春詠)

冴返る売家の幟はためかず

空家となった家の前に派手な売家の幟が立ったのはずいぶん前の事。ついに売られるのかと、元の住人を知っているだけに感慨深い思いがした。あれから何年になるだろう、いまだ売れた気配はない、、、。(2025年春詠)