散歩途中の見ようとしなくても眼に入るお宅の庭、ゆったりと過ごされている老婦人、ご主人が亡くなられてほぼ一年、新しい生活を始められた感じが見える、、、。(2023年秋詠)
カテゴリー: 2023
後より耳たぶ撫でて秋の風
秋の風にもいろいろ、、、。(2023年秋詠)
秋の雷ピカリドカンと夜明け前
今年は雷が多いようですね。「多いようですね」と言うのは、なぜかこの辺りは外れているような、そして雨も少ないのです。掲句は昨年、目覚めた途端にピカリ、ドカン。九月になりました、、、。(2023年秋詠)
台風のあつけらかんと去りて朝
掲句は昨年、今回の台風十号はこうは行きませんね。おりしも今日は二百十日だとか、、、。(2023年秋詠)
風に鳴る稲穂の波の黄金色
今年は稲の育ちがとりわけ早いようです。まだ八月ですが素人目には十分黄金色、稲刈の始まった田圃もあるようです、、、。(2023年秋詠)
表から裏へと抜ける鬼やんま
風を通そうと戸と言う戸を開けた実家での句、まるで自分の家のように表から裏へと大きな鬼やんまが抜けてゆく。そう言えばジロリとこちらを一睨みする目つきは、まるで余所者を見る目つき、、、。(2023年秋詠)
秋雲や箒を使ふ風のあと
台風十号は今日あたりと思っていましたが遅れましたね。それも微妙なコースへ。被害が無い事を祈るばかりです。掲句は昨年、台風一過の庭掃除、、、。(2023年秋詠)
風強き夜の蟋蟀の声高し
蟋蟀って強いんでしょうね、台風の夜も平気で鳴いています。石の下に潜んでいれば飛ばされる事もないかな。昨年の台風の夜、、、。(2023年秋詠)
爽やかや半月残る空の青
早めに散歩に出るとさすがに涼しい。爽やか。月まで残っている、、、。(2023年秋詠)
遠来の風招くごと葛の先
いつの間にか真葛原に変わった元更地。行く先の無い葛の蔓の先が何本も空中に伸びて風に揺れている。何号だったか、昨年の台風の前。今年も台風十号が、あやしくなって来た、、、。(2023年秋詠)