大鯉の浮かびては呑む秋日かな

倉敷美観地区の大鯉、川の大鯉だとこうは行かない。浅瀬に身を並べ水中の藻などをつついているが、人影を察知するとスルスルと素早く沖へ移動して行く。その代わり川の大鯉は時たま見事なジャンプを見せてくれる。空中の虫でも捕ろうとするのだろう、失敗して連続三回ジャンプなんてこともある。美観地区の大鯉が跳ねるのは見たことがない、、、。(2014年秋詠)