単線の一両車と言えどもさすがに朝の通学時は乗客が多い。座っているのも立っているのも高校生らしい。ずらりと並んだ白シャツの背が見える、、、。(2018年夏詠)
月: 2019年6月
戸と言ふ戸開けて我が家も夏館
表も裏も一階も二階も開け放つと我が家だって結構涼しい。目を瞑ると気分は夏館、、、。(2018年夏詠)
行き過ぎて自転車の人黴匂ふ
煙草だったり化粧だったり、自転車とすれ違って匂う事はよくあります。たまたまそれが黴だったのですが、時節柄気になってしまいました、、、。(2018年夏詠)
人ごみに紛れ藪蚊の難逃れ
昨日の続きになってしまいました。藪蚊から逃れるにはこれが一番です、、、。(2018年夏詠)
稲荷社の藪蚊ぬけ来る赤鳥居
お稲荷さんの赤い鳥居のトンネル、あればくぐって、少しばかりのお賽銭をと、小銭を探している最中にもう藪蚊、、、。(2018年夏詠)
手を出せば届きさうなる梅雨の空
昨年の梅雨空です。今年も近づいているようには思うのですが、、、。(2018年夏詠)
梅雨空の晴れよと下津井節続く
お世話してくださった方の勤め先「むかし下津井回船問屋」での食事と句会、下津井節も流れていました。楽しい一日でした、、、。(2018年夏詠)
路地細しどの家も梅雨のもの干して
これも下津井吟行での句、先日の路地風景です。束の間の梅雨の晴間、密集した家並みのそれぞれの家が、工夫して目いっぱいの洗濯物が干してある、、、。(2018年夏詠)
夏潮の波引きつれて戻り船
昨日に続き下津井での吟行句です。ちょっと早めに着いたので海を見に、、、。(2018年夏詠)
路地奥の井戸ある暮らし夏つばめ
下津井吟行での句。細い路地を入って行くと今も古い共同井戸が残っている。すぐ後には急斜面の山が迫っており、その斜面にへばりつくように民家が並んでいる。どの家にも所せましと洗濯物が干され、路地を器用に燕が抜けていく、、、。(2018年夏詠)