我が家の庭は花水木と辛夷の落葉の真っ盛り、落葉掃きが日課です。風に負けないように、、、。(2021年冬詠)
月: 2022年11月
茶の花や背戸暮れやすき里の家
田舎に帰ると知らない間にいろいろな植物が生えています。この花が咲いた茶の木もその一つ、大きな柿の木の根元に小さく、ひっそりと、、、。(2021年冬詠)
初冬や誰にも会はぬ杣の道
昨年の初冬、田舎へ帰って近所の山道を歩いた時の句。過疎の村です、、、。(2021年冬詠)
ぬくぬくの下着重ねて冬に入る
暑くなったり寒くなったりしているうちに冬に入ってしまいました。掲句は昨年、たぶん寒かったのでしょうね。それに比べると今年は暖かいのでしょうか。それとも加齢で鈍感になっただけなのか、、、。(2021年冬詠)
晩秋の朝日の入る窓辺かな
晩秋と言えるのも今日までと慌ててこの句を。我が家のテーブル、今の時期は朝日が入ってきます。短い時間ですが有り難い、嬉しい、貴重な時間です、、、。(2021年秋詠)
日当たりの田を走りくる秋時雨
傘を持って出て良かったと思った朝の散歩中の句、、、。(2021年秋詠)
今年また南瓜一つが下がる垣
今年も一つ、捨てた種から育った南瓜を収穫出来ました。芽が出るのも花が咲くのも遅く、九月に入って生った南瓜ですが、心配をよそに大きく育ちました。形も立派。後は味です。冬至まで置いておこうか、早めに食べたほうが良いか思案中、、、。(2021年秋詠)
川底の石のあらはや文化の日
文化の日です。と言って例年それらしい予定はありません。特異日らしいですね。こんな句しか無いと思った掲句ですが、川底の石に眼が行ったということは、去年も特異日だったのでしょう、、、。(2021年秋詠)
宵積みのトラック眠る秋の暮
時々夕刻に近くの空き地に大型トラックが止まっている。近所に住むトラック運転手の会社のトラック。夕刻に荷物を積んでここまで戻り自宅で一休み、明け方に目的地に向けて出発するらしい。ご苦労様、、、。(2021年秋詠)
十日目の色の落ち着き吊し柿
掲句は昨年、今年も懲りずに十個だけ吊るしました。難しいものです。いまだに満足いくものが作れません。気候もあるし、早すぎてもダメ、遅すぎてもダメ、、、。(2021年秋詠)