いよいよ寒くなって来ましたね。先日からの寒波、それまでと同じ感覚で寝ようとしたら、どうも耳元が寒い。まあいいかとそのまま寝たら、朝方やっぱり寒かった。掲句は昨年、、、。(2022年冬詠)
月: 2023年12月
寒晒ゴム手袋とゴム長と
毎年冬になると放映されるのがこの地方に伝わる手漉き和紙の材料となる楮の寒晒です。山から流れ出た谷川の冷水にゴム手袋にゴム長のスタイルで入り、煮沸した楮の皮を丁寧に洗う作業は見るからに寒そう。これも風物詩です、、、。(2022年冬詠)
落ちきりし奥に新たな冬紅葉
昨日とは違う所。そろそろ終わりと思っていたら、散り切ったその奥にもう一本の冬紅葉、こちらはまだまだ楽しめそう、、、。(2022年冬詠)
迫出して川に降りこむ冬紅葉
寺の境内を横切るように流れる小川。石橋が掛かっている。橋の上から川に散り流れて行く紅葉が見える。散るのはゆっくり、川に落ちると以外と速い、、、。(2022年秋詠)
水鳥の浮かぶ水輪の消ゆる頃
天気の良い日の水鳥は楽しそうです。日差の中でこちらもゆっくりと観察です、、、。(2022年冬詠)
枯葎こわごわ覗く獣穴
何となくそう思うだけで、本当は何もいないのです。それでも一応注意して、、、。(2022年冬詠)
勝手口ちよつとゐぬ間に葱の束
ありがたい頂き物、二人暮らしには余る量、さてどうするか、、、。(2022年冬詠)
押しなべて言はばすなはち冬の草
毎日見ている道辺の草、、、。(2022年冬詠)
裸木の透けて寄り添ふ烏二羽
すっかり裸になった栗の木の枝に、仲良く寄りそう烏が二羽、烏も寒いのでしょう、、、。(2022年冬詠)
朝の田に焚火ちろちろ人在らず
寒いので散歩は出来るだけ朝日の出る頃をねらいます。冬は早朝から田圃で仕事をする人はありませんが、焚火は別、仕事前の焚火です。とは言うものの、出るのが遅かったのでしょうね、焚火の主はもう仕事でその場を離れたようでした、、、。(2022年冬詠)