先日はなまぬるい水道でしたが今度は川です。水量が減った川をたくさんのあぶくが流れて行きます。あの泡の正体はいったい何なのか、いまだに疑問です。いい加減なもので、ついこの間まで梅雨の雨が嫌になっていたのに今は雨が恋しい、、、。(2022年夏詠)
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「爺爺」と言うて逃げゆく油蝉
「じじじじ」と入力して変換を押すとなぜか「爺爺」と出て来る。不思議、、、。(2022年夏詠)
すれ違ふ雲の遅速も晩夏かな
ふと秋の近い事を感じる雲の流れ、、、。(2022年夏詠)
たわたわと渡る白鷺明けの川
緑とのコントラストで白鷺が一番きれいに見えるのが今頃ではないでしょうか。それもまだ日の昇らない早朝、ゆったりと川の空を渡ってゆく数羽の白鷺、、、。(2022年夏詠)
原爆忌近し水道生ぬるし
八月になりました。もうすぐ原爆忌、暑い夏です、、、。(2022年夏詠)
忘れたき事の数多や茗荷の子
田舎から持ってきて植えた茗荷、絶えることなく続いていまだに美味しい子茗荷が出来る。ありがたい、、、。(2022年夏詠)
予報図の赤を越したる猛暑かな
今の天気予報はいろいろあって面白い。温度や危険度の分布が色分けされるのも分かりやすくて良い。ずっと一番暑いのは赤だと思っていたら、次に紫がある。その次もある。なるほどなあ。昔ならたぶん赤どまりで間に合ったのではなかろうか、、、?(2022年夏詠)
昨日より月の育ちし簾越し
二階の寝室の西側の窓に簾を掛けている。灯を消すとちょうどその簾の向うに月が見える。大体同じ頃に灯を消すから少しずつ位置が上がり、少しずつ太って行く。あと数日すれば満月、、、。(2022年夏詠)
ラーメンの待つ間三分夕端居
これも夕端居、、、。(2022年夏詠)
肌脱の縦一文字手術痕
田舎に帰って近所の友人を訪ねた時の事、上半身裸で出てきた友人のみぞおち辺りに縦一文字に大きな手術の痕がある。電話では笑い話のように話していた入院話の内容がこれかと、、、。(2022年夏詠)