尾を立てて猫がすりよるあつぱつぱ

通りがかりに見たある田舎町の裏通りの夕方です。勝手口から出てきたあっぱっぱ姿のお婆さん、片手に団扇、片手に鍋、鍋には餌が入っているのでしょう、一緒にすりすりしながら尾を立てた猫が出てきました。お婆さんは戸の外の地面に鍋を置くと、さっさと中へ、猫はすりすりしていたことなど嘘のように、鍋の中へ頭を突っ込んでいました、、、。(2011年夏詠)