カーテンをふわり五月の風通る 五月は何と言っても風の季節ではなかろうか。風に泳ぐ鯉幟であったり、風に鳴る矢車の音であったり、そして開け放った部屋のカーテンを悪戯っ子のように吹き上げて通る風。良い季節になった。(1998年夏詠)