切れさうな街灯一基十三夜

今夜は十三夜です、、、。掲句は昨年の十三夜、二階の寝室の窓から見ると、街灯が一つと、ちょうど隣家の屋根の上の高い位置に十三夜の月が見えます。月は灯りが消えた家々を万遍なく照らしています。その下で灯ったり消えたりを繰り返す、その切れかかった街灯だけが人間世界の存在感を示しているのでした。今年はもう治っています、、、。(2014年秋詠)

裏庭に狭き空あり十三夜

しまった!9月6日に書こうと思っていたのに、トラブルでバタバタして抜けてしまいました、、、。家の裏は屋根をくっつけてストックヤードにしているので、ほとんど隙間が無いのですが、あったのですよ三角形の小さな隙間が、ちょうどお月様がスッポリと見える、、、。(2013年秋詠)