笑声に混じる異国語踊子草

踊子草の名前を知って何年になるだろうか。散歩コースの道端の小さな群がどんどん増えて、今ではそこら中に咲いている。その散歩コースで出会う異国から来た研修生の一団、住居が変わったのか仕事場が変わったのか、最近は一人だけ、、、。(2020年夏詠)

受け流す風の強弱若楓

町内の掃除で近所の史跡へ行った時の句。こんもりとした小さな丘の上に大きな石碑が建っています。漢字ばかりで読めません。丘の隅っこに一本、楓の木があります。一緒に掃除をした古老が「ワシが子供の頃にはもうあったで」と言われる老木です。掃除の手を休めて汗ばんだ身体に風を感じながら聞く古老の話も楽しい、、、。(2020年夏詠)