ちょっとロマンチックに詠んでみました、、、。(2020年春詠)
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春光の眩しき川の曲がり角
大水が出ると川幅を埋めてしまう川も普段はその川幅の間で屈折しながら流れて行く。ぶつかっては曲り、ぶつかっては曲りの繰り返しがやがて大きな川の流れとなって行く。その曲がり角、、、。(2020年春詠)
黒板に残すチョーク画卒業す
卒業シーズンです。テレビの報道を見ると、コロナ禍で以前と同じような卒業式とはならないようですが、先生も生徒も記憶に残る卒業式をとそれぞれに工夫している様子が見えて、少しだけ頼もしく感じました。黒板のチョーク画は同じのようですね、、、。(2020年春詠)
啓蟄のだからどうだと虫出づる
啓蟄です、、、。(2020年春詠)
春雨にけぶる山湖の手漕舟
旭川ダムのダム湖の景です。旭川ダムは句会への途中の貴重な句材ですが誰の句か分かってしまうのが難点、、、。(2020年春詠)
インフルのコロナの花粉症の春
はや一年、このまま治まってくれれば良いと思う今日この頃です、、、。(2020年春詠)
オブラートほどの光の薄氷
薄氷もだんだんと頼りない薄氷になって来ました。まるでオブラートのような光が、、、。(2020年春詠)
聞き分ける朝のさへづり一つずつ
春眠暁を覚えず処処啼鳥を聞く早いですね、もう三月ですよ、、、。(2020年春詠)
戸を開けて明るき声の春帽子
昨年の二月の句会、一足先に着いて出句の準備をしていると表の引戸が開く音がして大きな声が聞こえた。帽子姿の句友、明るい。これが一番と即吟で、、、。(2020年春詠)
ものの芽の動けば畑に人動く
しばらく静かだった畑に耕す人の姿が見え始めました。土が反され新しい畝が作られています。何が植えられるのかと、見るだけのこちらも楽しみです、、、。(2020年春詠)