鋤きこみし落葉大地の糧となれ

今年は落葉に負けないように掃いた。こんなにも日々刻々と落葉するものなのだと感心した。風にも負けないように掃いた。朝のうちに必ず風の止む時間があるのも発見した。そんな落葉を庭の小さな畑に埋めた。大地に返してやるのが一番だろう、、、。(2012年冬詠)

一夜にて落葉の道となりにけり

紅葉から落葉へと、季節の足は速いですね。一晩風が騒いだ後の朝の散歩、並木道はすっかり落葉に覆われているのです。そうしてやがて、車が通り、昼間の風が吹き、夕方の散歩の時には、掃いたようなきれいな道に戻っているのです。(2010年秋詠)