阿南公園にはいくつかのウォーキングコースが設定されているようだったが、道標はあるものの途中から全くの山道になってしまい、とうとう踏破するには至らなかった。その中の一つ、鬱蒼とした杉木立の中を二十メートルほど進んだところで道が三つに分かれ、右の道には少し入ったところにお地蔵さんが一体。中央の道が一番広く、ウォーキングコースはこちらのようだった。左の道には「←鍛治ヶ峰」と書いた道標、こちらは完全な行者道といった風情だった。そんなに登った気はしなかったが、平地にはない雪が残っていたので結構高いところまで登っていたのかも知れない。聞こえるのは風の音と鴉の声だけ、結局不安になって引き返してしまった、、、。(2011年冬詠)