一日暑さに耐え夕方に飲むビール、、、。(2022年夏詠)
三尺寝風来る方へ背を向けて
背に受ける自然の風、ちょっと贅沢なつかの間の眠り、、、。(2022年夏詠)
月見草夢二の猫に会ひさうな
本当は待宵草かな。昔から月見草と覚えているから月見草で、、、。(2022年夏詠)
先頭を次に譲りて溝浚へ
少しずつ代が替わっていつの間にか年寄のほうになってしまった町内の溝浚え、後のほうになると仕事は無い。若い人に任せてついて歩くだけ。後にはさらに長老が一人、、、。(2022年夏詠)
蜩や片側暮るる峡の村
昨日の夕方外に出ると賑やかな蝉の声の中に混じって聞こえるのは確かに蜩、途端に涼しくなったような気がしました。掲句は昨年、田舎にて、、、。(2022年夏詠)
昨日より深き田のひび土用干
あれよあれよという間に苗は育って我が家の周りは青田に、今土用干が始まっています。一度水を抜いて乾かすと根が強くなるのだそうです。合わせて予防の農薬散布、これはちょっと苦痛、耐えられない。慌てて窓を閉めてまわります、、、。(2022年夏詠)
少年の大人ぶる声夏休
プールのロッカールームで聞こえる大人びた声、それにしては内容が子供っぽいと思って振り向いてみると、やっぱりね。中学一年生かな、、、?(2022年夏詠)
藻の花のゆれが流れの速さかな
源流に近い県北の川、水がきれいだと藻の花もよく見えます、、、。(2022年夏詠)
軽やかに登山帰りの熊の鈴
私は途中にある滝見物、そこからさらに上へ上へと登山道が続いています。その登山道を降りてきた人、完璧な登山の服装、リュックに付けた熊除けの鈴の音が軽やかです。こちらの普段着姿が恥ずかしい、、、。(2022年夏詠)
天気予報猛暑時々曇りとか
当たって欲しくない天気予報、昨年の今頃、、、。(2022年夏詠)