やれやれ、やっとこさで5年目に突入しました。もう青息吐息、、、。こんなブログを書いてみようと思ったきっかけになったのは清水哲男さんの「増殖する俳句歳時記」でした。その zouhai.com が昨年暮れぐらいから見えなくなってしまいました。その後ミラーサイトがあったのに気づいて、今はその http://www.longtail.co.jp/~fmmitaka/ を見ていますが、清水哲男さん担当の月曜日だけが抜けているのです。清水さんが一人で書かれていた期間が確か5年ぐらいだったので、目標は一応あと一年です、、、。(2015年春詠)
カテゴリー: 2015
梅園のまだ皺とれぬ幟旗
車で15分もあれば行けるでしょうか。近くの梅の里公園での句です。近いから年に何回か行きますが、早過ぎたり遅すぎたりで、なかなか見頃に行き当たりません。掲句は早すぎて梅祭の幟旗を見て帰った昨年の句です。今年もそろそろ、、、。(2015年春詠)
狛犬を抱く狛犬風光る
時々見かけますね、こういう狛犬。掲句の狛犬は近所の神社にある狛犬です。残念ながら数年前から親のほうの一部が少し欠けています。県南では備前焼の狛犬の盗難が続いているようですね。狛犬あっての神社です。とんでもない話です、、、。(2015年春詠)
峰寺と言ふも麓に山笑ふ
車での通りがかりに見た道標の先に目をやると山の麓にお寺が見えた時の句です。もとは山上にあったお寺なのでしょうね、、、。(2015年春詠)
早春賦とは朝を鳴く鳥の声
ふっとこんな事を思いました、、、。(2015年春詠)
正体のまだ分からずも名草の芽
花壇にどんどん芽が出だしたが、冬を越して出てきた芽は何の草だか花だか分からない。花らしい草らしいで判断するが、花だと思って残しておくと結局花の咲かないとんでもない草だったりする。まあそれは先の話で、とにかく今は楽しみな名草の芽である、、、。(2015年春詠)
遠霞山より電波ゆらゆらと
今年は三寒四温の振れが大きくて、私のような不器用な人間は付いて行けません。困ったものです。さて、見えないものの一つに電波があります。見えませんが波の字が付いているから電波だって海の波と同じようなものなのです。ならば、蕪村の「春の海ひねもすのたりのたりかな」にあるような電波だってあるかも知れない。なんて事を遠くの山を見ながらボーっとした頭で考えたりした時の句です、、、。(2015年春詠)
昨日今日二日続きの春の夢
夢はたいてい朝起きると忘れているものだが、掲句の日は覚えていた。それも二日続きで連続ドラマのように。で、掲句になった訳ですが、その夢が何だったかは、今となっては思い出せない、遠い春の夢です、、、。(2015年春詠)
如月の展望台は風ばかり
我が家から見えるテレビ塔のある山には展望台があります。という事は知っていたのですが、上ってみたのは掲句の昨年が初めてでした。山の中腹で、我が家からはよく見えるのですが、展望台からの視界は以外と狭くて、とうとう我が家を探すことは出来ませんでした、、、。(2015年春詠)
重き戸を開けてひひなの部屋ぬくし
昨年も今年も阿智神社の参集殿に多くの雛飾りが展示されていました。今年は去年を思い出しながら入ったのですが、今年も去年と同じように暖房のために締め切った入り口の古いガラス戸は重かったです。今年も寒かったのですが、去年はそれ以上に寒くて、この部屋に入ったとたんにホッとした事も思い出しました、、、。(2015年春詠)