マフラーをして、短いスカートから出ている二つの膝小僧、今風の女子高生は何だか寒そう。JKを見てGGはそう思ったのです。今日から師走、早いものです、、、。(2017年冬詠)
カテゴリー: 2017
城址てふ碑ひとつ残り柿
近所にある城址、今は畑となった小さな丘の隅に石碑が立っているのみ。その傍に柿の木、実の形状から見ると渋柿だろう。かつての面影は全くないが、古地図を見ると確かに城があり、その地図の端っこのほうの我が家のある辺りもその関連だったようだ。その名残か昔の住居表示では「字小門」となっていた、、、。(2017年冬詠)
庭の木の残り僅少冬紅葉
散るものは散って、もう少しです。寂しいような、庭に明るい空が戻って来て嬉しいような、、、。(2017年冬詠)
初霜や犬のしつこに湯気たちて
こんな事も、、、。(2017年冬詠)
さつと照りさつと翳りて時雨かな
変化の激しい冬の空。日差を受けながらパソコンに向かっていると突然暗くなり寒さが襲ってくる。見ると窓ガラスの向うに時雨、その向こうには次の日差が、、、。(2017年冬詠)
露座売の着ぶくれてなほ寒さうに
掲句、昨年の11月23日の日付、倉敷美観地区での句です。昨年はだいぶ寒かったのでしょうね。今年は暖冬、と言われてその気になっている内に、じわりじわりとやって来ましたね、寒気が、、、。(2017年冬詠)
冬満月掲げて黙の枯木立
掲句は昨年、今年は23日が満月だったようです。ちょうど寒気が入って来た夜で綺麗でした。今夜あたりもまだ十分楽しめます。寒さには注意して、、、。(2017年冬詠)
木枯や蔵町高き壁ばかり
倉敷風景、、、。(2017年冬詠)
枯葎音して動く鳥の影
鬱蒼としていた河原の草むらが次第に枯れて行きます。時々カサコソ音がします。何かの鳥だと思うのですが、こちらが立ち止まると音も止んでしまいます。いまだ正体がわからずです、、、。(2017年冬詠)
茶の花やころがりさうに坂の道
棚田沿いに急な坂道が続いている。表面はコンクリート舗装、一応すべり止めの刷毛跡が付けてあるが、年数が経って表面はざらざらになっている。上りはまだ良いが下りが危ない。必要以上に足に力が入ってしまう。一息には無理で、ちょっと一休みと腰を伸ばして道端を見ると茶の花が咲いていた。目立たない花、、、。(2017年冬詠)