掲句は昨年の満月。カレンダーを見ると今年の満月は一週間後ぐらいです。昨夜外に出てみると西の山際に上弦に近い月が見えました。冬は月も星もきれいですね、、、。(2020年冬詠)
月: 2022年1月
誘はれて犬と見に行く枯野かな
これも愛犬もみじがいた頃の思い出です。毎日の散歩、、、。(2020年冬詠)
動かねど油断召さるな冬の蜂
動かないからって触っちゃダメですよ。死んでると思って触ったらとたんにチクり、死んでるようで死んでなかった。我慢して我慢して、とうとう親にも言わずに治しました。子供の頃の痛い思い出です、、、。(2020年冬詠)
爪の手を上手に畳み炬燵猫
あの鋭い爪はどこへ行ったのやら、爪をひっこめた手を上手に畳み、おまけにその前を尾っぽでぐるりと、、、。(2020年冬詠)
寒禽となりて鴉の声尖る
餌も少なくなってきて争う事が多くなったのかな。そうなら鴉とは言えかわいそう、、、。(2020年冬詠)
一羽来て出窓の外の冬の鳥
パソコンに向かっている視界の端っこになにやら動く影、眼を上げると窓の外の生垣に雄のジョウビタキ、こちらに気づいたか気づかなかったか、チョンチョンといくつか枝を渡って、また飛び立って行きました、、、。(2020年冬詠)
排水口どつと吐き出す寒の水
今日が寒の入り、寒い寒い一か月の始まりですね。しっかり乗り切りましょう、、、。(2020年冬詠)
寒泳の温水プール密となる
昨年のコロナ禍でのプール初め、マスクをして泳ぐわけにはいかず、挨拶もそこそこに、、、。(2020年冬詠)
正月の雀群れなす精米所
散歩途中にある精米所も正月はお休みです。屋根の上で雀の群がチュンチュクチュンチュク、零れたお米が多いのでしょう、正月を謳歌しているようです、、、。(2021年新年詠)
撫牛の背ナのつるつる初社
毎年行く神社の手水舎脇にあるブロンズ製の大きな撫牛、背中はいつもピカピカです。コロナ禍でもピカピカです、、、。(2021年新年詠)