あまりの寒さに動けないのかな、と思った木の上のカラス。こっちだって寒い、、、。(2024年冬詠)
月: 2025年1月
大寒や猫が来たりて膝の上
大寒です。何でもない日常です。その積み重ねの上に春がやって来ます。もう少しの辛抱ですね、、、。(2024年冬詠)
寒灯を背に目薬をなじまする
ほんの一滴だけど結構冷たい目薬。夏ほどではありませんが目薬は必需品、、、。(2024年冬詠)
大霜やいよいよもつて人無き野
普段でも人に会う事が少ない散歩。ましてこの寒さ、好き好んで歩いているのは私だけ、、、。(2024年冬詠)
捨墓を飾る一株実南天
実南天は歳時記では秋に分類されていますが冬のほうが目立つかも知れませんね。正月飾りにも使われますが、今日は捨墓の句で、、、。(2023年冬詠)
川涸れて墓標のごとく岩数個
水量が減って川底にあった岩の頭がいくつも水面に覗いている。適度な配置具合がまるで墓標のように見える、、、。(2024年冬詠)
ワイナリー暖炉に太き薪燃えて
今日は大きな火の句です。うっすらと雪化粧をした蒜山高原の「ひるぜんワイナリー」暖炉に本物の薪が赤々と燃えています。火は本物に限る。暖かい、、、。(2023年冬詠)
十四日一人とんどの小さき火
左義長、とんど、最近は休日に合わせて行ったりしますが本来は今日だったような気がします。あるいは我が町内のように行事としては無くなったところもあるでしょうね。そこで我が家では自分の所での小さなとんど、ささやかな小さな火です、、、。(2024年新年詠)
風花となる青空の欠片かな
寒いですね、ふとこんなふうに考えてしまいました。曇っている空から落ちて来るより晴れた空から落ちて来るほうが風花らしいですね、、、。(2024年冬詠)
電子レンジに融けて餅とも団子とも
我が家の30年物の電子レンジ、いろいろ不便な所は出てきたが何とか使用に耐えている。何が不便かと言うと回転型のメニュー時間の設定スイッチが、行きすぎたり戻ったりで、なかなか思うように動いてくれない。我慢できずに動かしてしまうとこんなふうに、、、。(2024年冬詠)