毎日が霧の朝です。暗い、寒い。夏にはあれだけ出会っていた散歩の人に全く 出 会わなくなりました。元気なのは水鳥だけ、霧の中から、これも声だけですが、、、。(2020年冬詠)
タグ: 冬霧
冬霧に遠ざかる人影となる
県北の霧は深い。足早に遠ざかる人がすぐに霧の中に紛れてしまう。この霧が春まで続く、、、。(2019年冬詠)
冬霧に浮島のごと家二軒
雲海とまでは行かないが、何かの拍子で平地の低い位置だけに霧が漂っていることがある。そこに浮かぶのは天空の城ならぬ普通の民家だが、これはこれで結構見ごたえがある、、、。(2018年冬詠)
冬霧の中を電車の二つの眼
霧深い朝、深すぎて川の向う岸が見えない。鉄橋も途中で消えている。その消えている霧の中から電車の前照灯の小さな光が二つ、、、。(2017年冬詠)