誰かと思えばいつも会う人。手の挙げ方ですぐ分かりましたよ、、、。(2025年夏詠)
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川舟の舳先の覗く青葉闇
大川の川向うの、鬱蒼と茂った岸辺に、少しだけ舟の舳先がのぞいている。まるで隠してあるように舳先だけが見える、、、。(2025年夏詠)
紫陽花や時々明かり灯る家
時々戻って来られるらしい近所の家、きれいに手入れされた庭に紫陽花が咲いている。明かりがある日は余計にきれいに見える、、、。(2025年夏詠)
浚えたる溝の泥よりどぜうかな
ふと思い出した溝浚えの句。溝を浚えて土を路上に上げると時々その中にドジョウがいる事がある。昔子供が喜ぶからと、そのドジョウを一緒に上がった空き缶に入れて持ち帰っていた人がいた。九州出身の男性で、もう亡くなってずいぶんになる。その人の子供が大きくなって、今では町内の力仕事の貴重な存在になっている。お母さんと二人暮らしで無口ですこぶる真面目、、、。(2025年夏詠)
残りたる水輪の消ゆる頃河鵜
川面に音がして水輪が広がっている。お!なんだなんだ!と思って見ていると、その真ん中から川の嫌われ者、河鵜の頭がヌッと、、、。(2025年夏詠)
時鳥ますます深き山の青
時鳥の声に目をやると雨に濡れた万緑の山、、、。(2025年夏詠)
家一戸覆ひて葛の茂かな
葛の勢いは恐ろしい。人が住んでいる家を呑み込んで、屋根の上のTVアンテナまで覆ってしまっている。男性の一人暮らし。我が家よりはよっぽど新しい家なのに、もったいない、、、。(2025年夏詠)
年毎に膨らむ巨木栗の花
年ごとに大きくなっていく栗の木。その表面を覆うように咲いた白い花で、一段と大きく膨れて見える。散ってしまえばまた元の緑で、実りの秋まではその樹の存在さえも忘れてしまう、、、。(2025年夏詠)
梅雨茸その日のうちに消えにけり
ひょろひょろと出て、その日のうちに消えてゆく梅雨茸。昨日確かここに、と思うのですが影も形もなくなっています。美味しそうな茸はないですね、、、。(2025年夏詠)
走り梅雨野良猫二匹雨宿り
走り梅雨ではなくて本物の梅雨に入りましたね。昨年の句、近所の軒先、、、。(2025年夏詠)