これで終りです。明日から普通の句に、、、。(2019年夏詠)
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朝かなかな聞けば再び夢の中
あちこちから蜩の声を聞いたとの便り、こちらでは今年はいまだ聞けず、やはり梅雨が明けてからだろうか、、、。(2019年夏詠)
なりゆきで買ひし西瓜の重さかな
歳時記では秋に分類される西瓜ですが、そろそろ美味しい暑さになってきましたね、、、。(2019年夏詠)
渋滞や家並の上の銀杏黄葉
どうやら工事渋滞、目をそらすと少し離れた家並の上に色づいた銀杏の木が見える。日差が当たって見事な黄色、渋滞も満更悪くはないもんだ、、、。(2018年冬詠)
行く秋の空に数多のジェット雲
晩秋の晴れた空に何本もの飛行機雲が交差している。温度湿度の関係だろうか、とりわけ秋には多いような気がする、、、。(2018年秋詠)
日を浴びてあくびしてをり穴惑
今にして思えば、あれは欠伸ではなく威嚇だったのだろうか、、、。(2018年秋詠)
稲滓火の四方より攻め出会ひけり
都会では絶対に苦情が出るだろうと思う晩秋の風景。見ていて楽しいが煙が自分のほうに来ると煙い。四方の畔沿いに点けられた火が、ちょうど田圃の中央辺りで出会って、炎が急に大きくなる、、、。(2018年秋詠)
孤独なる野に寝る猫や文化の日
河原の草の中で日を浴びながら気持ちよさそうに眠っている猫、時に羨ましいと思う事が、、、。(2018年秋詠)
地に出でてみれば闇夜や蚯蚓鳴く
蚯蚓が鳴いたり、雀が蛤になったり、俳句は面白い、、、。(2018年秋詠)
名を知らぬ赤き一輪秋の草
草の名前などほとんど知らない。知らなくても俳句にはなる。とばかりに河原の草で一句、、、。(2018年秋詠)