サラリーマン時代の節分には会社から小さな袋に入った豆と鬼の面が配られる事がありました。一時期だけだったように思いますが、良い時代だったと言うべきなのでしょう、、、。(2022年冬詠)
タグ: 冬
遠近に始業のチャイム四温晴
たぶん設定は同じ午前八時なのでしょう。微妙にずれて鳴る始業のチャイム、、、。(2022年冬詠)
枯枝の先に孤高の冬の鵙
二月、寒ももう少しです、、、。(2022年冬詠)
中州より春待つ鳥の朗々と
掲句の鳥が何だったかちょっと思い出せないのですが、今年も中州から雉の声が聞こえるようになりました。ケーンケーンと鳴きながら中州の低い位置を滑空して、また草むらに入り込んで行きます。見かけるのは雄の雉、どうやら恋の季節が近いようです、、、。(2022年冬詠)
トタン屋根打ちて霰の音となる
雨、雪、霙、霰、雹とそれぞれの音がある。トタン屋根を打つ音、、、。(2022年冬詠)
寒鴉里と深山と鳴きかはす
散歩途中の木の上の鴉の声とそれに応える川向うの山中の鴉の声。またそれに応える木の上の声。その繰り返し。明らかにつながりが感じられる二羽の声。何を連絡しているのだろうかとしばし考える。暇人、、、。(2022年冬詠)
冬眠の蛙に土をかけ戻す
天気が良いからと庭の隅を鍬で掘り起こしていたら、おっと危ない数センチの所に大きな蛙が「なんで起こすんだよ!」、と言わんばかりだがまだ寒いので動けないでいる。慌てて元のように土をかけたが、はたしてあれで良かったのかどうか、、、。(2022年冬詠)
寒灯の裸電球色ぬくし
あと一週間もすれば節分、そして立春、早いですね。気分の問題でしょうか、同じような色なのにLED電球よりも白熱電球のほうが暖かく見えます、、、。(2022年冬詠)
雪晴に勝る晴なし深呼吸
真っ青な空に太陽、一面の銀世界、そんな中でする深呼吸。空気は冷たいのですが気持良い、、、。(2022年冬詠)
雪の夜の雪積む音を聞き眠る
雪の夜は静かです。積もって行く雪のかすかな音が聞こえて来るような気がします、、、。(2022年冬詠)