「天気が良くて、暑からず、寒からず、程よい風が吹く日」と注釈が必要ですね、今年の天候では、、、。(2017年夏詠)
タグ: 夏
黄菖蒲や午後の川風切れ目なく
やはり少し早い気はしますが黄菖蒲が咲き始めました。川縁の緑の中に一輪二輪と増えて行きます。気持ちの良い風が吹いています、、、。(2017年夏詠)
緑雨して力ぬけたる山の色
山がきれいです。ことに雨の後、柔らかい、色に力みがない、いいところだらけです、、、。(2017年夏詠)
にはか雨立夏の朝の土匂ふ
夏です。どうやら去年はにわか雨があったらしい、、、。(2017年夏詠)
よしきりや野にある墓のみな光り
川べりの墓地に立つ木の中からギョギョッシ、ギョギョッシと頻りに鳴くヨシキリの声。土手の上から眺めると、ちょうど日差が墓石に反射して眩しい。昨年の春の俳句帖に書いている句。今年は早くから暑くなったのに、まだヨシキリの声を聞いていない、、、。(2017年春詠)
電線も川も光りて五月来る
五月です、、、。(2017年春詠)
レンガ道新樹の影の産毛ほど
この暑さはなんだ!と言うぐらいに暑くなってしまいました。まだ春なんですが、夏の季語を先取り、、、。(2017年春詠)
落蝉の落ちしばかりか足動く
あれだけ鳴いている蝉も落蝉として目にする数は少ない。採ろうとして採れることが少ないからか、見るとつい触ってみたくなる。しゃがんでよく見るとまだ足が動いている。触ってもそれ以上の動きは無い。一応横の草むらに移動させてやる、、、。(2016年秋詠)
帰省子の問はねば言はぬ親ゆづり
遺伝です。DNAはいかんともしがたい、、、。(2016年夏詠)
頭の中の芯まで響き蝉時雨
体調不良の頭が重い、早く言えば二日酔のような時に蝉の鳴く下を通ると、頭の中にズンズンと声が響いて来て、今にも割れそうな気がします、、、。(2016年夏詠)