普段は眼鏡を外したりずらしたりする事は無いのですが、ちょっと明るさが足りないとこうなります。やはり齢なんでしょうね、、、。(2022年秋詠)
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秋灯に人無し「商い中」の札
通りがかりに覗いた某個人商店、留守の事が多い、、、。(2019年秋詠)
秋灯の指先細き観世音
いつの頃からか仏像を見ると心落ち着くようになりました。年を取ったという事なのでしょうね、、、。(2015年秋詠)
秋灯下千手観音ゆび細く
道端に出ていた「開山千三百年秘仏公開」の文字に誘われて立ち寄ったお寺。すでに日の傾きかけた時刻、他に参拝者は無く、その日担当の檀家の方だろう、興味本位で立ち寄った私に丁寧に説明してくださった。秘仏公開とは言え、古い建物の薄暗い本堂の中、あまり細かいところまでは見えなかったのですが、、、。(2015年秋詠)
秋灯の塾次々と子を吐けり
通勤の途中に学習塾があった。自宅の離れを改造した個人経営の塾で、それほど大きくはなかったが、そこそこ実力はあるという評判だった。毎年受験シーズンの終りには、通りに面した壁に「○○大学合格一人」「△△高校合格十人」とその年の実績が貼り出されていた。残業をして帰る時刻がちょうど塾の終りの時刻に合うのだろう、通りかかると灯の点いた入口から次々に子どもたちが、ちょうど吐出されるように出てくるのである、、、。(1999年秋詠)