古い句です。徒歩通勤の途中に小さなお店がありました。子供用の駄菓子から日用品まである、昔の田舎にあったようなお店です。入口の引戸はサッシになっていましたが、入ったらチャイムが鳴って、しばらくして奥のほうから腰の曲がったおばあさんが出てきます。夜は厚手の白いカーテンが引かれ、お店の灯は消されます。残業した帰りに通ると、そのカーテンの向こうにいかにもささやかな聖樹と分かる明かりが瞬いていました、、、。その後おばあさんは亡くなり、お店も無くなってしまいました、、、。(2000年冬詠)
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雨粒の光る聖樹の夜明けかな
去年の倉敷での納め句会、12月25日の朝のクリスマスツリーです。お店の前の明かりを消されたツリーに、昨夜の雨粒が光っていました。今年は今日24日が納め句会、さてどんなツリーが見られるでしょうか。たぶん一日違いで去年とは全く別の姿が、、、。(2014年冬詠)