どうやら今年は雪を見ないまま春を迎えそうな気がしています。掲句は昨年の雪の夜、、、。(2018年冬詠)
探梅の鳥の誘ひのまま奥へ
まだ早いと思いつつ出掛けてみた昨年の梅林、案の定梅はまだでしたが、、、。(2018年冬詠)
寒鯉の動かぬほどの動きかな
動いているような、動いていないような、水の流れがある所にとどまっているのだから少しは動いているのかな。それとも水底に張りついているのかな、、、。(2018年冬詠)
待春の重機の仕事見て楽し
川の向うで道路工事が進んでいます。もう三年目ぐらい、遅々とした工事です。散歩の途中で、どんな道が出来るのだろうと想像しながら、大きな重機が動くのを見ています。あと二年ぐらいはかかるのかな、、、?(2018年冬詠)
寒泳のプールの底にある日差
寒泳と言っても温水プールです。天気が良ければプールの底まで日差が差し込みます。泳ぎに合わせて模様が出来て光がゆれます。気分は魚、、、。(2018年冬詠)
冬深し愚図愚図空のまた翳り
冬らしい空、、、。(2018年冬詠)
いかめしき墓地の錠前実南天
倉敷美観地区、観龍寺から阿智神社へ抜ける道沿いの墓地。きっと名のある家の墓地ばかりなのでしょう、塀に囲まれて門扉には鍵がかかった大きな立派な墓地が続いています、、、。(2018年冬詠)
寒の川鳥の白黒相寄らず
身じろぎもしない白鷺と川鵜、なんだか余計に寒さを感じました、、、。(2018年冬詠)
一振りの刃のごとし寒の川
大寒です。寒かった昨年の冬の川、今年はまだここまでの川は見られません、、、。(2018年冬詠)
そそくさと済ます買物冬夕焼
そんなに時間をかけたつもりは無いのですが、外に出ると空が真っ赤、、、。(2018年冬詠)