今年の年賀状で使った句です、、、。少しずつ、少しずつ太陽の位置が高くなり、少しずつ、すこしずつ昼間が長くなって行きます。一年で一番楽しみな季節です。寒さはこれからなんですけどもね、、、。(2018年冬詠)
歩きつつ言葉紡げば冬ぬくし
小寒です。暖冬です、、、。(2018年冬詠)
姦しき一樹まるごと冬の鵯
近所の小さな神社、四日ともなると人影はない。賑やかなのは神苑の高木を占拠している鵯の声、、、。(2018年冬詠)
テレビ欄見てはため息炬燵守
正月だからゆっくりテレビでも見て、などとは思わない。無理もない。年中休みなのだから、、、。(2018年冬詠)
人影のなき故郷の初山河
過疎化の進む故郷です。しかし、故郷の山はいつ見てもありがたい。去り難いのです、、、。(2019年新年詠)
誰一人会はず二日の散歩かな
さすがに正月二日の、それも早朝から散歩している人はいない、、、。(2019年新年詠)
長老の筆跡凛と賀状来る
明けましておめでとうございます。本年も変わりませずご愛顧のほどをお願い申し上げます。今年こそはと心を新たにしておりますが、さて結末はどうなることやら。それは年末のお楽しみに、、、。(2019年新年詠)
鐘楼の鴟尾の緑青冬日差す
倉敷美観地区の観龍寺から阿智神社へ抜ける道沿いに古い鐘楼があります。観龍寺には別に鐘楼があるので今夜除夜の鐘として撞かれるのはたぶんそちらでしょう。古い鐘楼の屋根は緑青が美しい、、、。今年はいろいろありました。来年こそは良い年にしたいものです、、、。(2018年冬詠)
水鳥の水脈煌けば影となり
穏やかな年の瀬、日を浴びて水鳥が泳いでいる。水鳥の引く水脈が日差に煌いて眩しい。煤逃げの散歩も悪くない、、、。(2018年冬詠)
そこらぢゆう閉まり年の瀬らしきかな
押し詰まってまいりましたね。昨年の12月28日、倉敷美観地区での句、、、。(2018年冬詠)