冬晴、、、。(2018年冬詠)
警備員着ぶくれロボットさながらに
昨年は何度もこういう人を見ました。それに比べると今年の暖冬はありがたいでしょうね。交通整理の旗を振る姿が明るい。ご苦労様です、、、。(2018年冬詠)
病む事の日にち選ばずクリスマス
予兆無しに倒れたのは愛犬、これは明日まで持たないかも知れない、と思ったのはこの日が初めてでした。半ばあきらめて、翌朝恐る恐る起きだして見ると、なんと復活していました。それも前より元気に、、、。それから亡くなるまでの七か月、大変だったけれど、私にはよい経験になりました、、、。(2018年冬詠)
木枯の体操の楽載せて来る
散歩コースから北西の方角、午前八時三十分、思い当たるところが無いのですが、風に流されて遠くから小さな音で聞えてきます。スピーカーでラジオ体操の音楽を流すぐらいだからきっと大きな工場なのだろう、どんな仕事をしているのかな、と想像するのも楽しい、、、。(2018年冬詠)
煙突の煙ちぎれて飛ぶ寒さ
去年の年の瀬、こんな句を残していました。薪ストーブの、先がT字型になった、壁から出て屋根の上に伸びる煙突です。ほとんど見かけません。見れば懐かしい。震えながら、きっと部屋の中は暑すぎるぐらいなんだろうなあと、、、。冬至です、、、。(2018年冬詠)
柄杓の柄持てば崩るる初氷
気づこうとしないと気づかないものです。今年は先日の寒波の時に、、、。(2018年冬詠)
雲の上の雲を焼きをり冬落暉
たまにはこんな夕焼けも、、、。(2018年冬詠)
冬ぬくしてんでに動く川の鳥
水鳥だって寒いよりは暖かいほうが良いに決まっている。賑やかで広い川面を広く使って動いている。羽繕いをしたり、追っかけっこをしたり、見張の鳥の声も大きく明るい、、、。(2018年冬詠)
落葉焚く寺苑の塀に煙濃し
年末の大掃除でしょうか、塀が高くて中が見えない、、、。(2018年冬詠)
枯葎雀の宿となつてゐし
とにかく賑やか、とにかく明るい。精米工場脇の大きな枯葎、動き始めた工場の騒音にも負けてはいない。冬の朝日が降り注いでいる、、、。(2018年冬詠)