静けさや帰燕の後の無人駅

ちょっと寄道をして、津山線の無人駅に寄った時の句。夏にも寄った。その時は、どこの駅もそうだが、燕の巣があり、親燕が戻ってくる度に餌をねだる雛たちの声が賑やかだった。掃除をされる方の、何とか燕に出て行ってもらいたいという努力の跡が見られたが、負けてはいられない燕のほうが強かったようで、雛の数×巣の数=声の数で賑わっていた。それが、晩秋に寄ったこの時は、まるで音が無いのだった、、、。(2013年秋詠)

「静けさや帰燕の後の無人駅」への4件のフィードバック

  1. 子供達が巣立って夫婦二人の生活は静かなものです。
    娘達が帰って来て、孫がやって来ると昔の賑やかさが戻って来ます。
    皆が帰って行き、夫婦二人になるとまた静かな日常です。
    部屋の隅には孫達が遊んだおもちゃが静かに転がっています。

  2. 燕の数も減っていますね。水田の減少、そして日本の家の形状が変わったことなども原因ではないでしょうか。木造の軒のある家が減って、燕が巣を作る場所が減ったことなども考えられます。

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