何も無き道に躓く極暑かな

躓く、それも平坦なアスファルトの道で、という事は暑さに疲れて足が上がっていないという事なんだろう、と思った昨年の句。それが最近は疲れてもいないのに何でもないところで躓く事が多くなったような気がする。これは、明らかに老いなんだろうなあ、、、。(2025年夏詠)

一人へり二人へりして夕立かな

プールのそばにある公園は休日になると多くの親子連れでにぎわう。車の中で見ているとその親子連れが急に帰り支度を始める。「おやっ?」と思っているうちにどんどん人が減って行き、急に車のフロントガラスにポツポツと雨粒が、、、。(2025年夏詠)

草刈つて現るる地の神山の神

十句続けるうちに七月に入ってしまいました。今日からまた元に戻ります。 先日も実家の草刈りに帰ってきました。田舎ではあちこちに神様が祀られています。「おっと、ここは」と思いながら丁寧に草刈り機を動かすとその奥に石祠、、、。(2025年夏詠)

牛のごと塩舐めて出る炎暑かな

【夏点描】その10 私の実家は農家で牛を飼っていました。牛にミネラルを採らせる為か、牛用の大きな色のついた塩のかたまりが置かれていました。牛はそれを大きな舌で時々ぺろりと舐めるのです。牛は炎暑の中には出ませんが、それでちょっと元気になったように見えました。近年「熱中症予防に塩分を」なんて言われだしてその事を思い出し、ちょっとだけ真似てみましたが、、、。<これで昨年の応募作の十句は終わりです。今思えば足りない所が多いですね。そこを修正して今年も応募します。今年の十句は来年書きますので期待してください。>(2025年夏詠)