オープンガーデンとして薔薇の庭を開放されているお宅を見つけて行った時の事です。薔薇も見事だったのですが、鶏小屋に居た烏骨鶏も立派でした。オープンガーデンは奥様が主人公で、ご主人がそのお手伝いをしていると言ったスタイルをとっているお宅がほとんどです。それでいて実はご主人が自分の趣味で自己主張をされている場合が結構あります。それがここのご主人の場合は烏骨鶏、、、。(2015年夏詠)
月: 2016年6月
警笛や植田明かりを一両車
これもこの時期だけのほんの短い期間に見られる好きな景です、、、。(2015年夏詠)
何もなき橋の袂の立葵
近くの何でもない普通の橋の袂に毎年数本の立葵が咲きます。たぶん最初は近所の方が邪魔になる立葵を持ってきて捨てたのだろうと思います。それが毎年毎年育っては花をつけます。立葵は強いですね。何でもない橋の袂の毎年の楽しみな景です、、、。(2015年夏詠)
少年の潔癖白き靴を買ふ
こんな句もありました。上の子が選んだ愛想のない真っ白な運動靴を見た時、思わずこんな句にしてしまいました、、、。(1998年夏詠)
かなぶんの瑠璃の背急に開き発つ
また古い句です。散歩の途中で見つけた綺麗な黄金虫、観察途中に突然、、、。黄金虫は逃げましたが、代わりにこの句が残ったのです。この句は出来た場所もきちんと覚えています。GPSぐらいに正確に、、、。(1998年夏詠)
たつぷりと水出るトイレ梅雨さなか
梅雨に入りました。いきなり梅雨らしい空模様です、、、。掲句のトイレは国道429沿いの道の駅のトイレ、ここのトイレはいつも勢いよく水が出るのですが、とりわけこの時は壊れたのではないかと不安になるぐらいたっぷりと、、、。(2015年夏詠)
夏蝶の水辺に羽を開き閉じ
古い句を続けます。この水辺は明らかに我が家の裏の用水路です。今でも毎年大きなアゲハがやってきます、、、。(1998年夏詠)
緑蔭に心広げて風通す
昨日に続き古い句です。昨日のラッキョウの句の次に書き留めていました。さてどこの緑蔭だったのだろう?記憶に無しです、、、。(1998年夏詠)
らつきようの白き眠りの瓶の底
先日 money.child さんに発掘していただいた初心の頃の句です。自分でも懐かしくて書いてみました、、、。好みはまだ青臭さが残るぐらいのラッキョウですが、二人暮らしになってからというもの消費量ガタ落ちで、古いラッキョウがいつまでも出てきます。困ったものです、、、。(1998年夏詠)
青々と明け六月の朝であり
六月になりました。我が家の庭は青々と、徐々に密林状態となりつつあります。何しろ雨が降ったら休み、暑ければ休みですから一向に捗らない、困ったものです、、、。(2014年夏詠)