天気が良いので暇にまかせて、、、。(2023年春詠)
月: 2024年3月
山笑ふ五合目からのシャトルバス
備中松山城のシャトルバス、五合目から八合目(ふいご峠)までのようです。実際は平日だったのでふいご峠まで自家用車で登れました。もう何年も前の事です。ふと思い出して句にしたのが昨年、、、。(2023年春詠)
別れ雪夜行列車に人少し
卒業式シーズンになると思い出す事があります。内容は適当に想像してみてください、、、。(2023年春詠)
初蛙つひ出てしまふ日差かな
これも温暖化のせいかな。まだまだ寒い日があるだろうに、と思った昨年の句。今年もてっきり暖かいと思っていたのに結構寒さが続きますね、、、。(2023年春詠)
風船の指先離れゆく速さ
ベビーカーを押す若いお母さん。そばにお父さんと風船を手によちよち歩きの男の子。その子が何かの拍子に振り向いてお父さんを見上げた。その瞬間に男の子の指先から、、、。(2023年春詠)
春寒し人の生き死に話す土手
久しぶりに出会ったお年寄りに声をかけられた。「なんと、〇〇さん死んだそうななあ」「ええ~っ!▢▢の〇〇さん?いつ?」「そう。なんだ、知らんのか。一週間ほど前」「この前会った時は元気そうに見えたけど、、、」「急だったらしいで」と、しばらく立ち止まっての会話。亡くなった方の田圃のすぐそば、その田圃でトラクターに乗った姿が目に浮かんだ、、、。(2023年春詠)
啓蟄や根方に穴の新しく
何だか怪しい小さな新しい穴が、、、。(2023年春詠)
水張りし防火用水風光る
今時珍しい昭和の映画に出て来そうな防火用水。コンクリート製の四角な形で、正面に漢字で防火用水と書いてある。旧道沿いの古い家並の塀の前、、、。(2023年春詠)
春陰の茶店に見ゆる緋毛氈
岡山後楽園にて。芝焼きの色が残る芝生、遠くに見える茶店の緋毛氈、おりしも雛祭、、、。(2023年春詠)
昨夜の雨あがりて朝の名の木の芽
春は楽しい。一雨ごとに確実に木の芽が育っているのが見える、、、。(2023年春詠)