日溜をただ這ふばかり冬の蜂

子どもの頃の寒い冬の日、近所の庭に落ちている大きな蜂を見つけた。全く動かないし、てっきり死んでいるものと思って、手を出した途端に親指に痛みが走った。泣きそうなぐらいに痛かったが、他にも子どもがいたので泣かなかった。結局家に帰っても叱られそうで親にも言わず、数日間ひたすら我慢した。幸い刺され所が良かったのか、見つかるほど腫れもせず事なきを得た。それでもって蜂は動かなくても触るべきではないことを覚えたが、それからも何度も蜂には刺された。今年の夏散歩の途中で久しぶりに足長蜂に刺されたら、腕がずいぶん腫れあがった。子どもの頃の免疫がなくなっているらしい、、、。(2012年冬詠)

掃き寄する中にむくろの冬の蜂

いよいよ我家の落葉は山法師を残すのみとなりました。去年までは一面に散り敷いた一週間分の落葉を掃くのが休日の仕事でしたが、今年は毎日、落葉とおっかけっこをするように掃いてみました。掃いているうちに落ちてくる次の落葉をまた掃いて、これはこれで結構楽しいものですね。(2010年冬詠)