飛行機を音の追ひかけ冴返る

子供時代を過ごした実家は山の隙間のようなところにあって、空が近かったせいか飛行機がずいぶん低いところを飛んでいたような気がする。それに比べるとこの辺りでは高いところを、それも定期航路でもあるのだろうか、数も多く飛んでいる。映像と音だから絶対に音が早いことは無いのだが、その音の遅れ方は、風の方向と強さによってずいぶんと違う、、、。(2014年春詠)

頭の中に我声のあり冴返る

そろそろ話題を戻そうと思います。去年歩いていてふっと掲句のような感覚にとらわれて、これって寒さで頭がどうにかなる前なんじゃあないかと思ったりしました。それで今年からはニット帽をかぶることにしました。ついでにネックウォーマーで鼻まで隠して、これで犬をつれていなかったら、ちょっとした怪しいおじさんです、、、。(2014年春詠)

冴返る井上旧家たたき土間

倉敷美観地区にある井上旧家、今は改修中のようで閉じられている。改修されてどのように公開されるのか楽しみにしている。掲句の頃は見学できるのは玄関を入った土間だけで、そこから座敷の奥も覗くことは出来たが、物足りなさが残った。ボランティアの説明員用だろう、入口の脇に石油ストーブが燃えていたが、寒々とした土間の印象だけが残っている、、、。(2011年春詠)