耳がちぎれそう、、、。(2019年冬詠)
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山沿と平地の境霙ふる
今住んで居るのは「山沿いは雪、平地は雨となるでしょう」の天気予報の境あたりなのでしょうね。県北ですが皆さんが言われるほど雪は降りません、、、。(2019年冬詠)
だんだんと目覚めて冬の顔となる
始発が通ったら起きる。起きたらすぐにトイレと洗面、サッサと着替える。ようするに寒い事は身体が目覚める前に済ませてしまいます、、、。(2019年冬詠)
エメラルドグリーンの湖面冬の鳥
国道429号線沿いの旭川ダム、通る度に違う表情を見せてくれる。細い危険な所もあるのでゆっくりとは見えないが良い句材になっている。この日は数羽の鴨が浮かぶ見事なエメラルドグリーンの湖面、、、。(2019年冬詠)
冬の蔦裸に齢まとひけり
アイビースクエアの蔦、新芽が出るのはもう少し先。今は絡み合った太い茎が存在感のある老いた肌を見せている。恐ろしいぐらい、、、。(2019年冬詠)
間延びして遠きチャイムや冬ぬくし
思ったほど暖かくない毎日が続いています。こんなふうに詠めていた冬初めが懐かしい、、、。(2019年冬詠)
待春の眠りむさぼる川の鳥
また待春の句です。待ち遠しくてついつい使ってしまうようです。水鳥達も眠りながら北へ帰る日を夢見ているのかも知れませんね、、、。(2019年冬詠)
三匹の侍然と着ぶくれて
去年まで朝の散歩で出会っていた散歩仲間らしい男三人連れ、どういう訳か今年は会わなくなった。一人は私より若そうながっしりした体格の男、一人は背の高いひょろりとした男、もう一人は一番年上らしい小柄な男。三人三様に着ぶくれて、横一列で歩いて来るとそれなりに絵になっている。すれ違う時に挨拶を交わすだけだが、会わないとなると気になる。どうされているのか、、、。(2019年冬詠)
待春の菓子舗ののれん菫色
句会への途中、国道を逸れて足守の古い街並を抜けます。その途中にある和菓子屋さん、いつも暖簾の色をチラッと見て通り過ぎます。さすが和菓子屋さん、暖簾の四季おりおりの色がきれいです、、、。(2019年冬詠)
コトコトと寒夜を急ぐ終電車
同じように走るのに始発の音は元気よく、終電の音は控えめに聞こえる。時々外に出て見るが、単線の一両だけの終電車、明るい車内にほとんど乗客の姿は無い、、、。(2019年冬詠)