土手を歩いて行くと遠くに大きな堰が見えるところに出る。以前は犬と一緒に堰のすぐ側まで足を延ばしていたが、今はここを散歩の終点と決めている。掲句は昨年、と言うことはすでに脚力の落ちた犬を励ましながらここまで来て句にしたのだろうと思う、、、。(2019年夏詠)
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時々は水面に触れて夏燕
増水した川の上をたくさんの燕が舞っている。もちろん餌を採るためと思われるが、増水した川の水面近くにどんな虫がいるのだろうか?興味津々、、、。(2019年夏詠)
残されし蝉の片羽根猫の留守
単なる推理に過ぎませんが、、、。(2019年夏詠)
端居して幽体離脱してをりぬ
一人でボーっと座っていると何だかそんな気分で心地よい、、、。(2019年夏詠)
時鳥耳を澄ませばなほ遠く
数がずいぶん少なくなったように感じます。働いていた頃は遠くの山に鳴く時鳥の声を聞きながらの徒歩通勤が好きでした、、、。(2019年夏詠)
万緑の中に五感を研ぎ澄ます
気持ち良い緑の中で句材捜し、、、。(2019年夏詠)
夏草のバジルのやうでさうでなし
よく似た葉っぱ。植えた覚えなし。噛んで見るとやっぱり違う、、、。(2019年夏詠)
黒南風や山雨のぼりて雲となる
これだけ雨の続く梅雨も珍しいですね。そろそろ明けて欲しいものです、、、。(2019年夏詠)
蛇の衣メジャー片手に理科教師
「蛇の衣」は毎年詠む好きな句材です。掲句は昔、小学校のPTAの役員をしていた頃の記憶です。先生の名前は完全に忘れています、、、。(2019年夏詠)
唖蝉や山門にある槍の跡
何度も書いている倉敷観龍寺の山門です、、、。(2019年夏詠)