夜明が早くなりましたね。始発が通るのがだいたい5時45分頃です。冬の間は始発が先、夏は鳥の声が先、今がちょうどその中間です。今朝はほぼ同時でしたよ、、、。(2022年春詠)
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若冲の鶏の鳴く日永かな
見事な雄鶏の声、思わず伊藤若冲の鶏の絵の、それも眼光鋭い顔が浮かんで来ましたよ、、、。(2022年春詠)
寝てゐても動く猫の尾春炬燵
このところの暖かさでさすがの猫も炬燵の外側で寝っ転がっています。もっともその炬燵もすでに「火の無い炬燵」状態なのではありますが。眠っているのか起きているのか、話しかけると尻尾だけは器用に動きます、、、。(2022年春詠)
土出でしばかりか濡れてやせ蛙
あまりの暖かさに時々蛙の声が聞こえてきます。今年は早いですね。掲句は昨年の初蛙、冬眠の間に脂肪を使い果たしたのかやせっぽちでした。私が掘り出したわけではありませんよ。念のため、、、。(2022年春詠)
近く見る遠き戦や春愁
ポケーッとして眺めているTVに流れるウクライナの映像、去年に比べると減りましたがそれは戦が終わったからではありませんね。それはTVのほうが慣れてしまったからでしょう。その裏にある戦を思うと辛い気持ちになります、、、。(2022年春詠)
春の霜とは消えやすし平和とは
ロシアの侵攻、いつまで続くのでしょうか、、、?(2022年春詠)
一面の花の広告三月来
半月遅れです。去年からケータイをスマホに変えて、俳句の記録にも手帖とスマホの両方を使っています。手帖を持っている時は手帖に、持っていない時はスマホに記録します。手帖の俳句はパソコンに入れなおして管理しますが、スマホのほうはそのままで忘れていました。そんな訳で半月遅れの句を、、、。(2022年春詠)
余寒なほお悔やみ欄に恩師の名
昨年の今頃、新聞のお悔やみ欄に覚えのある恩師の名前を見つけた時の句。親しくしていただいた訳ではありませんが、お悔やみ欄に覚えのある名前を見つけるのは、やはり寂しい、、、。(2022年春詠)
春朝の堰の輝き見ゆるまで
相変わらずの朝の散歩です。土手の上から遠くの堰を越える水の輝きが見える所まで、往復でだいたい40分ぐらい。寒い間は出会う人も少ない道でしたが、この暖かさで少し増えてきたような気がします。土筆が覗き初め、紅梅も咲き始めました。桜は只今準備中です、、、。(2022年春詠)
戴きし全き空に山笑ふ
暖かくなりましたね。青空の下で山が笑っています。松や杉の常緑樹の山はそうでもありませんが、雑木山は山全体がもやもやとして、ことに笑っている感がありますね。山が笑うとはうまい事を言ったものです、、、。(2022年春詠)