ご近所の一人暮らしのお宅、呼べども聞こえるのは風鈴の音だけ、、、。(2016年秋詠)
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鳥の毛の混じりて庭の野分あと
さしたる被害もなく、台風一過の青い空の下で、落葉や飛んできたゴミを片付けていると、必ずと言っていいほど、鳥の羽毛が混じっています。元から落ちていたものが飛んできたのか、はたまた風を受けてじっと耐えていた鳥から抜け落ちたものなのかわかりませんが、まあそんな事が気になるほど被害が無いという事ですね。ありがたい事です、、、。(2016年秋詠)
彼岸花一つが咲けば続けざま
草の刈られた後に、一週間もすればするすると伸びて、時季を違えずに彼岸花は咲きます。不思議な花ですね、、、。(2016年秋詠)
つぎはぎの古き土塀や秋の風
早島公園、不老の道で見かける土塀です。早いもので早島へ行くようになって五年ほどになります。行く度に見ている土塀、最初に見た五年前には崩れかけて、塗りこめられた貝の殻や小石が覗いている土塀でした。それが直されて、使われた土の色が違うものだから、今ではつぎはぎだらけの土塀になっています。それはそれで結構味がありますが、、、。(2016年秋詠)
パンケーキ匂う菓子舗の秋のれん
菓子屋、パン屋、蕎麦屋、うどん屋、食欲の秋です、、、。まだ務めていた頃、風向きによるのですが、時々大豆を煮る良い匂いが漂ってくることがありました。会社は工業団地の中にありましたので不思議だったのですが、納豆を作る食品会社の工場が出来たと聞いたのはずいぶん後の事でした、、、。(2016年秋詠)
投げ込みし紫苑鶏頭竹柄杓
彼岸入りです。掲句、昨年見かけた景、墓参り前なのでしょう、入れてあるのは木製の手桶、、、。(2016年秋詠)
一日を籠りて雨の獺祭忌
最近はお酒の名前として獺祭が知られてきたり、どうやら対島には獺が生息しているらしいとか、カワウソが脚光を浴びていますが、獺祭忌についてはもう一つでしょうか、、、。(2016年秋詠)
天高し茶店のおかみお喋りで
名園なのに入園は無料の衆楽園、そのせいか中にある唯一の茶店の前は老人の憩いの場となって、いつも賑やかな声が聞こえている。すぐ近くに市役所があるせいで、用事のついでに園には年に何度か行くが、茶店には側にあるトイレに行くぐらいで、ほとんど寄ることは無い。掲句の時、たまたま店の前が静かだったので寄ってみたら、女将が以前と代わっていた。年齢もお喋りなことも、以前の女将と同じようなものだったが、、、。(2016年秋詠)
台風の余波の雨音ひそやかに
ぐらいで済めばいいと思いながら書いています。掲句は昨年、、、。(2016年秋詠)
秋暑し山へ不老の道続き
そろそろと思っているとまた暑い日がありますね。早島に行くと「不老の道」というウォーキングコースが整備されています。道標もしっかりあって、吟行で歩くにはちょうど良いコースです。東周り西回りがありますが、西周りには崩れかけた坂道があったり、墓地の中を抜けたりと野趣に富んでいます。ちょっと足が悪い方には無理かも知れませんが、最近好んでこちらを歩きます、、、。(2016年秋詠)