目覚めて眠れない事多し、歳のせいかも、、、。(2016年秋詠)
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両の手で包みて余る秋の蝶
部屋に入って来た大きなアゲハ蝶です。どうやって逃がしてやれば羽が痛まないかと考えてとった方法ですが、包みきれませんでした、、、。(2016年秋詠)
秋の暮カレーの匂ふ美容院
深い意味はありません。近所の美容院です、、、。(2016年秋詠)
鶏頭花この家も主ゐぬ家か
鶏頭は強い花です。空家となった家の庭の雑草の中で、負けずに何年も紅い花を咲かせています。そんな家を見る度に実家を思い出すのですが、、、。(2016年秋詠)
アンテナの向きはおんなじ小鳥来る
今はケーブルTVのほうが多いのかも知れません。我が家は今も屋根の上に古いアンテナを上げています。放送がアナログからデジタルに変わった時も、問題なく映ったのでそのままです。最近時々画像が乱れるのですが、きっとアンテナに小鳥でも止まっているのだろうと思うことにしています、、、。(2016年秋詠)
日のありて雨脚見ゆる秋驟雨
すぐに止むだろうと無人のお堂の軒先を借りて空を見ていた。動きの速い雲の間から時たま太陽が顔を出す。と同時にスポットライトを浴びたように、雨が光る線の帯となって浮かび上がる。すぐにまた翳る。その繰り返し。見ている間に雨が止んで、光だけになってしまった、、、。(2016年秋詠)
秋蝶の翅を休める潦
雨が降ると必ず水たまりが出来る河川敷の一所。一度できると暫くは残り、虫たちの憩いの場となる。アメンボやみずすましが泳いでいることもあるし、蝶が水を飲みに来ていることもある。跳んで越えられないほどの水たまりではないが、優先権のある虫たちの邪魔をしないように、少しだけ遠回りをする、、、。(2016年秋詠)
爽やかや腕に上着をちよいとかけ
備中国分寺での句、寒いぐらいの朝だったが日差と共に気温が上がった。上着を脱ぐとちょうど良い、爽やかな空気の中で、いにしえに思いを馳せた、、、。(2011年秋詠)
穂芒のこちらこちらと戦ぎゐし
まだ若い芒の穂が風にゆれて、ちょうどおいでおいでと誘う人間の手のようです、、、。(2010年秋詠)
威銃一つにて足る峡の村
散歩コースの威銃が鳴らなくなりました。稲刈が終わったのだから当たり前ですね、、、。掲句は別の山里です、、、。(2016年秋詠)