こんな旅がしてみたいと詠んだ昨年の句。まあ初夢みたいなもんですね、、、。(2020年新年詠)
去年今年メビウスの輪の裏表
あまり深く考えないで結構です。こんなものかなと、、、。(2020年新年詠)
初夢の目覚めてすでにおぼろなる
毎年の事ながら良い夢を見たいと思いながら、記憶に残らない夢。そんな夢だから良いのだとも言えますね、、、。(2020年新年詠)
新聞の重き一束大旦
今も昔も変わらずに元日に来る新聞の束、これも風物詩。新聞配達の方お疲れ様です、、、。(2020年新年詠)
初詣次第するする終りけり
初春のお慶びを申し上げます 毎年同じ神社に同じように初詣に行きます。我が家で決めた次第を同じように進めます。その事で一年が決まる訳ではありませんが、スムーズに終われば穏やかな一年を暮らせそうな気がします。さて今年は、コロナ禍での初詣、神社の対策次第では我が家の初詣の次第も、、、。(2020年新年詠)
大注連縄吊るす大竹空の青
阿智神社の拝殿前にでんと吊るされた新しい大注連縄、その注連縄を上で支えているのがこれも新しい真青な大竹、新しい藁の色と竹の緑、下がっている紙垂の白の対比が美しい。コロナ禍の一年、皆さまお世話に成りました。来年は良い年になりますように、、、。(2019年冬詠)
仕残して雨となりけり小晦日
昨年の小晦日の句です。「こつごもり」「おおつごもり」言いにくい言葉です。子供の頃は「つもごり」と覚えていて本当は「つごもり」だと分かったのは歳時記を見るようになってからの事でした、、、。と、ここで終わる所ですが「まてよ?」と思って辞書を引くと、なんと「つもごり」も載っているのです。 つもごり【晦・晦日】「つごもり(晦)」の変化した語。国語大辞典(新装版)ゥ小学館 1988 と言う事は、、、。(2019年冬詠)
路地細し凍雲空を埋め尽くし
おや、こんな所に路地が、と店と店の間の細い路地に入ってみる。人一人がやっと通れる程度。すれ違いは出来そうにない。その路地の向こうには横切る人影が見えるから行きどまりではないらしい。上を見るとどの家も二階建てで、その上の空も同じく細い。寒そうな雲が埋め尽くしている、、、。(2019年冬詠)
数へ日の休み増えたる裏通り
昨年の倉敷美観地区での句。それでも表通りに出れば人もそこそこ、今年はコロナで人もまばら、、、。(2019年冬詠)
群鳩の羽音掠める冬の空
寒さに縮こまって歩いていると頭上でいきなり羽音の集団、見上げるとすでに通過して小さくなって行く鳩の群が、、、。(2019年冬詠)