川底の石のあらはや文化の日

文化の日です。と言って例年それらしい予定はありません。特異日らしいですね。こんな句しか無いと思った掲句ですが、川底の石に眼が行ったということは、去年も特異日だったのでしょう、、、。(2021年秋詠)

孤独なる猫の寝てをり文化の日

昨年の夏から今年の正月まで居候していた野良猫、正月が明けるとふらっと出て行ってそれっきり、どこでどうしているのやら、、、。人間につかず離れずの野良猫は昼間はいつも孤独そうに寝ていた。今我が家にはまた新しい野良猫が、、、。(2017年秋詠)

二階より鶏が顔出す文化の日

近くのお宅の車庫の屋上に、ログハウス風の小屋と鶏舎があり、鶏が飼われています。色が茶色だから矮鶏かも知れません。数匹がコッコ、コッコとよく鳴いています。暖かい昼間は外に出してもらい、屋上の手摺の上を歩いていますが、よく逃げ出さないものだと思っています。たまたま通りかかったのが文化の日で、たまたま二階を見上げると鶏の顔が覗いていた、という図。これも文化。天気の良い日でした。(2010年秋詠)