桜並木の外れのお気に入りの一本。見上げて良し、離れて良しでこの間まで朝桜を楽しんだ木が今は葉桜。遠くから眺めるその上の青空高く鳶が一羽、、、。(2025年夏詠)
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虫咥へ雀降りくる花は葉に
桜並木を通っていたら花びらではなく雀が降ってきた、と言う昨年の句です。今年はなぜだか鳥の数が少ないのです。例年だと雀、ヒヨドリ、ウソ、ウグイスなどなど賑やかな声が聞こえる頃なのですが、、、。(2025年春詠)
花は葉に三鬼の城の風ばかり
桜はすっかり葉桜に、夏を先取りです。掲句は昨年、散髪帰りに53号線から鶴山公園を眺めて、、、。(2022年春詠)
花は葉に一本桜風に鳴る
最近売り出し中の県北の山間部にある一本桜、ちょっと遅かったようで既に葉桜、風の強い日でした。桜の近くに古いお墓がいくつかありました。そう言えば有名な醍醐桜の近くにも古いお墓があったように記憶しています。今で言えば樹木葬、桜の近くで眠るのも悪くありませんね、、、。(2021年春詠)
トントンと上がる石段花は葉に
トントンと上がれるのはせいぜい十段、とりあえずそこで葉桜を鑑賞、、、。(2020年夏詠)
息切らす八十八段花は葉に
四月の終り、と共に平成の終り。昭和に生まれ、平成を越え、どうやら令和が見えるところまで来たようです。掲句は阿智神社の参道の石段、いつも鳥居の下から見上げて、「さあ上ろう」と覚悟を決めて上り始めます。ここを上ればだいたいその日の体調がわかります、、、。(2018年春詠)
橋の名に残るいにしへ花は葉に
散歩に出ると、日毎に夏が近づいて来る感じがします。河原でヨシキリが鳴きだしました。と思ったらもう揚羽も出てきましたよ。もちろん、土手の桜は蕊を降らせて、そろそろ葉へと、、、。(2016年春詠)
花は葉に烏子育忙しく
母の日です。親孝行したい時には親は無し、まさにその通りですね。後悔先に立たずです。烏は今子育ての最中です。新緑の間から見える大雑把な作りの巣からはお尻が丸見えです、、、。(2015年春詠)
けむり立つ城の裏側花は葉に
花時の終わったお城山を裏側から見上げると、ごみを焼いているのだろう、そびえる石崖の上に煙がひとすじ上がっていた。石崖の縁に見えていた雪洞は既に無く、桜の木は花から葉へと一斉に色を変えつつあるのだった、、、。(2012年春詠)
家並の途切れ城山花は葉に
昨年の津山吟行での句。天気の良い日だった。城東へ向けて伏見町あたりを歩いていると、途切れた家並の間から鶴山公園が見えた。すでに花は散り、木々は緑を濃くしつつあった。皆さんおしゃべりをしながら、ゆっくりと歩かれる。大丈夫かと心配していると、いつの間にか佳い句をたくさん詠まれている。あと一週間、暑くなく寒くなく、今年も良い天気になれば良いが、、、。(2013年春詠)