秋です。昨日から墓掃除に帰省しています。掲句は昨年、実家にて、、、。(2021年秋詠)
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戻り来し猫に起こさる八月来
八月です。我が家の猫、暑い昼間は寝て過ごし、我々が眠った涼しい頃を見計らって出かけるようですが、朝は素知らぬ顔、、、。(2021年夏詠)
朝かなかな鳴いて耳より覚めてゆく
蜩の声が聞こえ始めました。まあ例年通りという事でしょうか。ただ聴覚の衰えでしょうか、雑音が多いような気が、、、。(2021年夏詠)
採る柚子の己が刺にて匂ひ立つ
柚子は歳時記では秋の季語ですが、今日は冬至なのでこの句を。昨年実家に帰った時に思い立って柚子を採りました。何十年ぶりだったでしょうか、採り方が下手なもので途中で他の枝の鋭い刺がブスリ、そのせいで手にした時にはあの新鮮な良い匂いが、、、。(2020年冬詠)
シャッターの音に散りけり残り萩
偶然と言えば偶然なのですが、倉敷美観地区の残り萩、、、。(2020年冬詠)
山紅葉工事信号赤長し
自然災害が多かったせいか、なぜか昨年の今頃は道路工事が多かった。429号線の山道、思わぬ山中で工事中の片側交互通行の長い信号待ち。まあこれも良いかと山の紅葉を堪能、、、。(2020年冬詠)
せり出してダム湖の崖の残り柿
道路脇からダム湖へ落ちるようにせり出した山柿の木。当然渋柿。鴉も食べないのだろう熟した色の小さな実がたくさん残っている、、、。(2020年冬詠)
片足を上げ神鶏の秋日受く
掲句は昨年、阿知神社の大きな鶏小屋に二羽の白色レグホン、だったのですが、先日行くとなんと顔が黒い???。よくよく見ると白色レグホンではなく、烏骨鶏が二羽に、、、。(2020年秋詠)
晩秋の残り少なき日を惜しむ
秋もあと二日。このところ落ち着いた天候で秋らしいのですが、もう、、、。(2020年秋詠
秋の昼とろりと光る湖の水
暖かい午後、なんとなく粘度を持ったように見える水、、、。(2020年秋詠)