書く時期を逃してしまいました。旱の句です。今年も昨年に続きひどい旱でしたが先日の台風ですっかり解消してしまいました。夏の旱よりも秋になってからの旱のほうが植物には厳しいように感じます、、、。(2022年秋詠)
月: 2023年8月
目薬の一滴二滴秋涼し
7月8月はプールの薬成分が濃いみたいで目薬が必需品になります。某製薬会社のスーッとするやつを愛用しています、、、。(2022年秋詠)
セルフレジ汗する間無く店員が
もう慣れたからもっぱらセルフレジを選びますが、慣れるまでは大変でした、、、。(2022年秋詠)
無防備に外で寝る猫秋初め
猫は涼しい所をよく知っていますね。気持ちよさそうにひっくり返って、羨ましい。そっとしておいてやりましょう、、、。(2022年秋詠)
台風の残りの雲の速かりし
風台風、雨台風とはよく言ったものですね。6号は離れているのに直撃のような強い風、7号は朝からダム放流のサイレンが鳴りっぱなしのひどい雨でした。でもその早めの放流が奏効したのでしょう、県境あたりでは線状降水帯が発生したようですが、川は思ったほどの水量にはなっていませんでした。何はともあれ台風が過ぎるとホッとしますね。二つも続けざま、もう要りません、、、。(2022年秋詠)
靴脱いで浸す両足秋の川
どうって事は無いけど気持ち良い!田舎の家の前の小川にて、、、。(2022年秋詠)
ラグビーのポール突つ立つ夏の果
今年はワールドカップの年、期待しています。掲句は一人、通りがかりに母校の夏休みのグランドを見た時の句。丘の上の母校のグラウンドには人っ子一人見当たらない。その中にラグビーのポールが突っ立っている。もう数日もすれば夏合宿に学生が戻って来るのだろうが、今は、静寂、、、。(2022年秋詠)
瞑りても見ゆる銀河の在りにけり
実家に帰る度に夜空を仰いでみる。星空が見える事もあれば見えない事もある。見えたとしても月あかりがあったりして、なかなか銀河が見える条件にはならない。あるいは衰えた視力のせいかも知れない。仕方がないので眼を瞑る。確かこのあたりと思う夜空を仰いで、、、。(2022年秋詠)
村全戸灯れば秋の七つ星
過疎化が進む村、実家に帰る度にひしひしと身に感じます。数が減って今見える範囲にあるのが七戸、我が家のように時たま帰って来る家もある。全戸灯るとすれば盆ぐらいのことではないだろうか、と、、、。(2022年秋詠)
そこらじゆう韮の花咲く墓域かな
今年も先日済ませて来ましたが、毎年恒例の田舎の実家の墓掃除。実家の古い墓地は家のすぐ裏、畑のすぐ傍です。傍の畑から侵入した韮がはびこってそこら中に韮の花、嫌いな花ではないけれど、反省しきり、、、。(2022年秋詠)