店員の語尾長かりし秋暑し

今年はいつまで暑いのでしょう。10月9日の句会での当日句です。前夜通り過ぎた台風24号の余波で朝から暑い日でした。Tシャツ一枚で歩いても汗が出てきました。暑くても食べる物は食べないと、と入った食堂での句です。エアコンの風が気持ちよかった。たちまち汗は引いて、A定食をしっかり頂きました、、、。ほんとうはそんなに長くはなかったのですが、狭い店じゅうに響くお姉さんの甘ったるい声に、ついこんな句を詠んでしまいました。ごめんなさい、、、。(2013年秋詠)

仁王門過ぎて百段秋暑し

昨日の続きです。仁王門からさらに百段ほどの石段が続きます。足には自信がありますが、さすがにこの百段はきつく、暑いだけで虫時雨を聴く余裕はありませんでした、、、。という、つまらない落ちです、、、。<余談>精進料理のお店は参道を挟んで二軒あります。食べ比べたことは無いのに、最初に美味しいからと連れて行ってもらったほうのお店ばかりに行ってしまいます。これってなぜでしょうね、、、?(2009年秋詠)

無遠慮な保険外交秋暑し

外交員なのだから図々しく押していかないと契約が取れないのはわかるが、程度が過ぎると話をするのが嫌になってくる。社員食堂の昼食時間には入れ替わり立ち代り保険の外交員が来た。地道に人脈を作り、長年訪れた外交員もあったが、多くはすぐに消えて行った、、、。(2001年秋詠)